【リペア】内袋交換とは?
2021.01.27
内袋交換とは・・・
バッグの内側の生地を新しいものに交換することをいいます。
では、どんな状態になったら修理をするのかというと
●内側がベタベタしたり、ボロボロとカスがでてくる
●内側の生地が破れている
といった状態になった時、内袋交換をするタイミングになります。
今回は、内袋交換を行う修理工程をご紹介します♪
グッチのバッグですが、内側がベタベタしている状態になってます。
まずは、バッグから内袋の部分を取り外していきます。
革に傷がつかないよう、リッパーで丁寧に縫い糸を取り外していきます。
縫い糸を外すと、バッグ本体から内袋が取り外せます。
ちなみに、内袋を取り外した状態の内側はこんな感じになってます(^^)
さて、内袋が取り外れたら、革パーツやファスナー・ブランドタグも取り外して、
内袋もそれぞれのパーツごとにさらに解体していきます。
内袋の各パーツを採寸して、新しい生地のパターンを作成します。
それぞれのパーツを組み立てて縫製していきます。
最後にバッグ本体と内袋を取り付けて縫製したら完成です★
元のファスナーやブランドタグも再利用しているので、違和感なく仕上がりました。
お客様にも満足していただき、これから、またこのバッグが活躍してくれると思うと、とてもうれしいです♪
今回の修理代金17,600円でした。